考えたこと2

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人工知能
こないだ人工知能のことを書いたが、新年の日経を見ていると連載があった。

人工知能はどんどん応用範囲を広げているらしい。
ノバルティスファーマという製薬会社が起こした臨床研究への不正関与問題では、人工知能が、A4用紙で5000万枚分の電子データを読んで、1ヶ月で解決した。
人間がやっていたら、数年かかる量。

AP通信のロボット記者は企業の決算原稿を自動で書く。
人間がやっていたら、1四半期に300社程度をカバーしていただけだが、人工知能に変わって3000社を記事にできる。
AP通信は、データー中心のマイナースポーツの記事も、人工知能に書かせようと考えているらしい。

これらは、元になるデーターがすでに電子化されているのが強み。
そういう仕事は人工知能に向いている。
ノバルティスファーマの場合は、キーワードを探して抜き出し、文脈を読んで怪しい物を抜き出すという仕事だろう。
膨大な文章から、指定した言葉を見つけるというのはコンピューターの得意とするところ。
人間にできる早さではない。
しかし、これも構文を解析したり、同義語を見つけたりする技術が発達したからだろう。

AP通信の方は、定形の文書を解析して記事にするというもの。
これもプログラムしてしまえば、できるような気がする。

いったん、一次情報が電子化されれば、データーを打ち込む必要はないし、いきなり人工知能に任せることができる。
ここでもインターネットの力が発揮される。
全ての情報がインターネットを通じて電子的に出されることが、人工知能の活躍を生む。

こないだ載っていた、銀行のコールセンターの仕事もそのうち自動化されるだろう。
また人間の仕事が減る。

その分、人間は「おもてなし」の仕事ができる。
要は、考えるのは機械がやって、対面の仕事は人間の仕事になる。

つまり、叙述的な仕事は人工知能がやれるようになる。
でも、叙情的な仕事は、人間でなければいけない。

スポーツ記事でも、某が逆転ホームランを打ったとか、タッチダウンパスを投げたとかというのは、物語が必要だ。
単にその事実だけを書くわけではない。

そういう棲み分けができるのだろう。


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