考えたこと2

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立場
前に書いたことだが、若い頃は結婚式に出ても、新郎新婦の立場で見ていた。

ところが、あるとき突然、それが親の立場になった。
そういう立場になってしまったら、そういう見方に自然になるのだろう。
それに気づいた時は、自分でもびっくりして感心した。

時は流れて、ぼちぼち介護をする年代になった。
だから、そういう話を聞いても、介護する側の立場で聞いてしまう。
それが自然だ。

しかし、若い頃のことを考えると、もう一回立場は変わる。
今度は介護される側の立場になって、そういう話を聞かないといけないのだろう。
まだまだ、そういう時期にはならないが、いずれ来る。
その前に死ねばいいのだが…。

つまり、生まれてずっと子供の立場で生きているが、どこかで親の立場になり、そして、年寄りの立場に変わるということだ。
それが、現代の人間の役割の変化というものだろう。
しかし、これはつい最近のものだ。

長らく人間は子供と親の立場だけだった。
そんなに長生きしなかったからだ。
人類が進歩し、環境がよくなり、食べ物もよくなって、医療や福祉がいきわたり、新たな立場が追加された。
それが年寄りの立場。

この新たな役割をどう演じていくか、まだ答えは出ていない。
ずーっと死ぬまで元気でいれればいいのだが、そうもいかないだろう。
そんな風に死ねる人はラッキーだ。

この問題を遺伝子工学は解決できるのだろうか。
単に寿命を伸ばす遺伝子を見つけるだけではいけない。
若くいられる遺伝子を見つけないといけない。
身体中の細胞の老化を食い止める遺伝子だ。

しかし、そういう遺伝子が見つかって、人間の寿命が伸びて、若くいられるようになっても、それはそれで問題だろう。
人口が増えすぎるのと、仕事が減るからだ。

ぶっちゃけた話、平均寿命が100歳になって、定年が80歳まで延長されたら、日本はちょうど労働人口を維持するためにはいいが、世界で見たら問題だ。
人口が増えすぎてしまう。

どうも、どこかで個人にとっていいことと、人類にとっていいことが食い違ってくる。
そういう矛盾を遺伝子工学は持っているのだろう。

ややこしい話だ。


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