![]() |
2014.06.20 Friday
野球派
ワールドカップの時期になると、世の中はサッカー一色になる。
野球派は分が悪い。 日本では、プロスポーツのトップは今はまだ野球のような気がするが、いずれサッカーに取って代わられるような気がする。 しかし、アメリカのようにプロスポーツが盛んな国でも、サッカーはマイナーという国もある。 アメリカンフットボール、バスケット、野球などの人気が高い。 なぜか、サッカーは人気がない。 このニューズウィークのコラムによると、アメリカでサッカーが人気がない理由は、 1.野球、フットボール、バスケット、アイスホッケーにテニス、ゴルフもあって、もういっぱいいっぱいだ。 2.「フットボールと違って一人でボールを持って駆け込めないのはつまらない」とか「アイスホッケーみたいに前へ前へ投げ込んで、取られても当たって奪い取るのが好きなのに」あるいは「MFもDFも局面によってはシュートを打っていいなんていういい加減な役割分担は嫌い」という誤解?がある。 3.「45分間ダラダラ走っている割に点がほとんど入らないので退屈」で、時計の妙味(時間が止まったり動いたりする)がない。 ということらしい。 要するに、サッカーを見ても面白さがわからない、ということだろう。 何となくその気持はわかる。 どう言ったらいいのか…。 アメリカンフットボールほど作戦が緻密ではない。 バスケットボールほど、テクニカルではない。 アイスホッケーほど、ぶつかり合うこともない。 野球ほど、場面設定が明確でない。 そういう意味では、サッカーは全てが中途半端に見える。 ぼくは、試合中にああだこうだと言えないことが、もう一つサッカーが好きになれない理由の一つでもある。 野球やアメリカンフットボールならプレーに「間」があり、次はどうするだろうかとか、こういう作戦でいくべきだとか、次のプレーが勝負だなあとか、そういう話ができる。 それがサッカーではしにくい。 もちろん、ぼくがサッカーの知識がないこともあるだろうが…。 サッカーは見ている方も忙しい。 つまり、野球やアメリカンフットボールには、「間」が作る「ドラマ性」がある。 野球なら、一球ごとの間があるし、アメリカンフットボールなら、攻撃側のプレーがスタートするまでの間がある。 その間が、ドラマ性を盛り上げる。 一緒に見ている人に、ああだこうだと話ができる。 案外、そういうところがサッカーが人気がない原因ではないかと思っている。 |
![]() |