考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
うれしいかなと思っております
最近の日本語はオカシイと思う。

今日も、イベントを開催した主催者にインタビューしていたが、その人が言うには「来ていただければ、うれしいかなと思っております」ということだった。

「うれしいかな」の「かな」は終助詞と呼ばれるもので、文末について意味をつける。
「かな」は基本的には「か」と同じで、疑問を表す。
どちらかというと、「かな」になると自問ということらしい。
つまり、自問自答で相手に応答を要求しないということ。

「うれしいかな」というのは「うれしいだろうか」ということだが、ニュアンスでいえば、「たぶん、うれしいだろうと思っています」みたいな意味だろう。

冒頭の、「来ていただければ、うれしいかなと思っております」というのは、「もしもお客様がきてくれたら、多分うれしいと思うと思っております」ということになる。
かなりの婉曲(遠回しの)表現だ。

来てくれたらうれしいです、となぜストレートに言わないのだろうか。

もしだれも来なかったら、自分が傷つくのを恐れているのだろうか。
それとも、ストレートに言うと、来ないと悪いと客に思わせるのを遠慮しているのだろうか。
何となく、自分が傷つくのを恐れているような気がするなあ。
実際に誰かが来るかどうかはどうでもいい事だ。
自分の気持ちをはっきりと言ってくれたほうがスッキリする。

いずれにせよ、「うれしいかなと思っております」というのは、婉曲過ぎて、奥歯にものが挟まったような言い方だ。
みんな自分が傷つくのがこわいのだろうか。
もしもだれも来なくても、構わないよ、と言っているようだ。

何か一生懸命やって、ぜひ来てほしいと願うことがかっこ悪いことのように思うのかな。

そうだ、きっと思うのだろう。

来るか来ないかは相手のことで、関係ない。
自分は、来てほしい、と言うべきだろう。

なんかオカシイ。

| | 考えたこと | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/235608
トラックバック