考えたこと2

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バカンス
この前、朝のニュースで有給休暇の取得率のことを問題にしていた。
何が問題かというと、日本は、連続した休暇を取れるような法律になっていないから、欧米のようにまとまった休みが取れないのだ。
行政側の法規の問題とか、会社の対応とか、長い休みに慣れないとか、周りの人に気をつかうとか、いろんなことが話題になっていた。

コメンテーターとして、東工大の文化人類学者とアメリカ人のデーブ・スペクターなど数人がいたのだが、日本人の文化人類学者の言うことより、アメリカ人のデーブ・スペクターの方が共感できる意見を言っていたのが印象的。
やっぱり、会社組織のことを知っているか、いないかで分かれるんだろう。
大学の先生は、なかなか会社員の気持ちなどわからない。

1986年にフランスに長期出張に行った時のこと。
8月のバカンス最盛期は仕事にならないので帰国したが、9月は1ヶ月出張した。

ヨーロッパの夏は日照時間が長い。
夜の10時前まで明るい。
7,8,9月はバカンスの時期だ。
西欧の国は、ちゃんとバカンスを取る。
2週間程度連続の休みを取らないといけない。

ぼくはビジネスホテルに泊まっていたのだが、受け入れ部署の課長が休みの日に遊びに来い、ということで行かせてもらった。
家族で迎えてくれたが、車でビレッジの祭りに行って、どこかの公園でサンドイッチを食べてオシマイだった。
招いてくれた課長は英語が通じたのだが、その他の家族はほとんど通じなかったので、けっこうシンドかったのだが、半日ちょっとを過ごした。
向こうの課長曰く、これが典型的なバカンスの過ごし方だ、ということだった。

ビレッジの祭りというのも、本当に手作りの展示を見に行っただけ。

本当にのんびり過ごす。
バタバタどこかに行ったりしない。
ゆったりした休みだ。
そうでなければ、長い休みは過ごせない。
一日、海辺の砂浜に座って時間を過ごしたりするらしい。

長い休みを取れるようにしたら、そういうふうになっていく、とニュースでは言っていた。

しかし、画面の下にツイッターのつぶやきがたくさん出るのだが、批判的な声が多かったのは印象的。
「そんな休みが取れるわけがない」「どこの国の話?」など、厳しい労働環境に置かれている人が多いということだろう。

だからこそ、法制化しないといけないのだが…。

アベノミクスというが、雇用環境は良くなっていないと思う。
円安になっても、儲からないし…。

困ったものだ。

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