考えたこと2

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役不足
役不足という言葉、ややこしい。
どっちの意味かわからなくなる。

はてなダイアリーによると、「正しい意味は、「素晴らしい役者に対して、役柄が不足している」という意味、つまり能力のある人につまらない仕事・簡単な仕事をさせるという意味なのですが、最近は逆の意味で使われることが多く…」とある。

つまり、役の方が不足していて、自分の実力が勝っているという意味だ。

しかし、彼は役不足だ、というような言い方をされると間違った意味の方が正しく思えてしまう。
そう言っている人も間違っているのだろう。
彼には役不足だ、と言われると、正しい意味だと思う。

文化庁のホームページに間違いやすい言葉として、公開されている。
「ことば食堂へようこそ」http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kokugo_sisaku/kotoba_shokudo/というページ。
この役不足は第一回目の配信で、半分以上の人が間違った意味で理解していたらしい。
正しい意味を動画などで解説している。

第二回目の予定は「煮え湯を飲まされる」だ。
これは「信頼していた人に裏切られる」という意味だが、単に「敵からひどい目にあわされる」という意味だと思っている若い人が多いという。

言葉には由来があって、それがわかっていれば意味を間違えないが、その由来がわからなくなっていくと誤用が起こる。
言葉について回る重りみたいなものだ。
言葉は使われていると重りが軽くなってくるらしい。

ある種仕方のないことなのだろう。

ある程度は食い止めることができても、そのうち軽い意味になってしまう。

もともと、どちらにも取れる意味の言葉だ。

それを誤用する人が増えれば、そのうち正しくなる。
辞書に、昔は反対の意味だったが…、と書かれるようになるのだろう。

やばい、などはその代表ではないか。

ぼくの中ではやばいというと悪い意味。
でも、若い人たちは違う。

これも時代だろう。

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