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2014.03.29 Saturday
電話
公衆電話のことを”pay phone”という。
知らなかった。 公衆だから、”public phone”とでもいうのかと思っていた。 “pay phone”とはわかりやすい表現だ。 携帯電話は”cell phone”という。 これはドラマでしょっちゅう出てくるので覚えた。 スマートフォンは”smart phone”でそのままだった。 ついでに、ガラケーは” feature phone”というらしい。 電話が発明されて約150年。 電話は完全に日用品になり、そして、その機能が拡張された。 固定電話から、携帯電話。 80年代後半のこの変化は大きかった。 たった十数年で携帯電話は小さくなり、価格は安くなり、誰もが持つ時代になった。 それまで電話は家族のものだったが、個人のものになった。 電話はそれまで「誰からかかってくるかわからないもの」だったが、「誰からかかってきたか、表示されるもの」という新しい常識ができてきた。 そしてメールができるようになり、カメラがついたり、現金の決済機能ができたり、二次元バーコードが読めるようになったり、インターネットにつながるようになったりした。 数年前から、スマートフォンはパソコンと同等の機能だ。 インターネットで検索したり、写真を撮って加工したり、添付ファイルを見たり、音楽を聞いたり、テレビを見たり、GPS信号を受信してナビの代わりになったりするようになった。 今はやりのソーシャルネットワークサービスもここから発信できる。 そのうち、スマートフォンが身分証明書になるかもしれない。 新しい使い方やビジネスができてきている。 スマートフォンを見ていると、電話を機能アップしたというよりも、パソコンに電話がついた、という感じさえする。 電話はついでにできる、という程度だ。 固定電話の時代は「話すこと」がコミュニケーションだったが、時代は変わってバリエーションが増えた。 どこまで進歩するのだろうか。 だんだんわからなくなってきた。 |
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