考えたこと2

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オトナ度
就職でいうオトナ度とは一体何なのか?
オトナ度と言ってしまえばそれまでだが、それを学生に説明するとなると、ちょっとむずかしい。

一つはオトナと臆せず話せる、というのは自信がないとだめだ。
何かで自信をつけてやる、ということは必要。
今の教育システムでいうと、ゼミしかないと思う。

それと、就職について話すときには、どうしても「自分はどう生きたいのか」「自分の将来はどうなっていたいか」「働くということをどう考えているか」「今、自分は自分の将来というものとどう向き合おうとしているか」「どんなふうに仕事がしたいのか」「なぜその仕事でいいのか」といったことが話題になる。
こういう、抽象的なことを、論理的に話せるということができるかどうかだと思う。
つまり、そこに問題意識を持っているか、ということだ。

手に触れることばかり話していても面白くない。
手に触ることができないもの、自分の頭の中にしかないもの、そういう抽象的なものについて、考えたことがあるのかどうか(例えば、あなたはなぜ生きるのか)、というところが大きいと思う。
そういうことを考えている学生は、自分が世界の中でどの辺りにいるか、ということを知っているような気がする。

そういう、人間が成熟するときに必ず問う問いを、問っているかということかもしれない。

今は大多数の学生は、そういう問いを大学時代には問わず、社会に出てから問うているのだろうと思う。
このあたりは、中等教育の大失敗だと思うが…。

20歳を過ぎて、そんなことを一度も考えたこともない、というような学生は、面白くないし、オトナ度が上がらないのだと思う。

そうはっきり意識しているわけではないにしても、そういう類の思いや悩みを持ったことがあるのか、ということだろう。

そういうことを考えようと思えば、身の回り30メートルの世界ではダメだ。
それをせめて50キロくらいに広げないと…。

これを彼らに伝えるのは難しい。
それができないから、みんな困っているわけだから。

でも、簡単ではないにしても、「君たちは、どう生きたいのか、そして何をするのか」というようなことを考えていないような人は、就職できないぞ、ということになるのだろうか。

答えになっているかどうかわかりませんが、そういう哲学的なところに答えはあるのだと思われます。


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