考えたこと2

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義務教育の問題
今の大学生に基礎学力のことを聞くと、だいたい小学校4年あたりがネックになっているようだ。
分数、小数、文章題など。
結局、小学校の高学年でつけるべき知識をつけないまま、18歳まで来ている。
中学や高校の先生も気がついているはずだが、そのままだ。
この問題は根が深い。
割合や値引きなどの計算もあやふやだからだ。

何といっても学校の良し悪しは先生で決まると思う。
では、なぜ初等教育や中等教育がダメになったのかというと、教員免許の問題があると思う。
この教員免許というのは、大学が今のように増える前の制度だ。
1954年に、大学で所定の単位を修得すれば、だれもが教員免許状の授与を受けられるようにした、というのが経緯。

1955年の統計によると、大学数は227校、18歳人口は170万人、大学進学者は13万人、進学率は8%。
それが2013年には大学数782校、18歳人口は120万人、大学進学者は60万人、進学率は50%。

つまり、この58年間の間に、大学は555校増え、18歳人口は50万人減り、大学進学者が47万人増え、進学率が42%増えたことになる。
当然、大学は入りやすくなって、今や選ばなければどこかの大学に入れる時代だ。

つまり、小学校や中学、高校の教員免許課程は大幅に取りやすくなったということだ。

取りやすくなったということは、必然的に質の低下が起きる。

ぼくはそういう経緯で今の状況が生まれているのだと思っている。

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