考えたこと2

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性善説
大学というところは性善説で運営されている。

元々は「大学の先生は善い人ばかり」というか「悪いことなどする人はいない」という考えだ。
だから、学校法人に対して文科省は補助金を出し、非課税にしている。

しかし、その大学で研究費の不正があったり、入試はやっているものの、教育できない学生を入れたりしている。
本来大学というところはそういうことはしない、という考えで今までやってきたが、それも苦しくなってきた。

何を言っているかというと、小保方さんの論文の話。
あの早稲田大学の博士論文がコピペで作られていたということだ。
小保方さんの博士論文。
それも、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の論文を20ページにわたってコピーしていたという。
小保方さんは誤って?下書きを出したとか言っているようだが、博士論文審査には主査と副査がいて、その人達は少なくとも、ちゃんと読まないと指導したことにならない。

早稲田の先端理工学部では、博士論文をちゃんと読まずに、博士号を出しているのだろうか。

また、小保方さんは、コピペをしたらダメという認識がなかったというような報道があるが、それはいったいいつ覚えたのだろうか。
まわりの人達もやっていた、ということなら、早稲田大学の罪は重い。

日本で学問分野のモラルや倫理について、あまり教えないという。
しかし、常識として、自分の論文で、引用元も明らかにせず、20ページにわたってまるまるコピペするなどということは、モラルや倫理以前の問題だろう。
剽窃(ひょうせつ)という難しい言葉を使うが、そんな言葉を使わなくても、盗作で十分だ。
審査した人たちの責任問題だと思う。

今、日本では博士が大量生産されている。
ポストドクターといって、博士課程を卒業して、職がないものが1万8千人もいる。
そんな状態なのに、こんな杜撰な審査をしていていいのだろうか。
おそらく、小保方さんのまわりの博士課程の学生もコピペをしていたのだろう。
そういう風潮だから、罪の意識がないのだと思う。

もうぼちぼち性善説ではいけないと思う。

大学というところは、志願者を集めるためには、いいかげんな入試をやるところだし、教育できる可能性のないものも入学させ、奨学金という隠れた補助金を使って4年間学費をとるところだし、更にいい加減な審査しかせず、博士号を出しているところだ。博士号がこんな状態だから、修士号もいい加減なものだろう。

この際、もっとちゃんとやるような仕組みを作るべきだと思う。

大学や学校法人に対しては、もっとちゃんと行政指導をやるか、それとも補助金などやめてしまえばいい。
性善説は当てはまらない。

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