考えたこと2

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クラウド・ファンディング
最近、クラウド・ファンディングという言葉を聞く。
新製品を出すときなどに、出てくる言葉だ。

Wikipediaで調べると、「不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。」とある。

要は、何かいい新製品の考えを思いついたらそれをインターネット上で公開し、それを製品化するための資金を募る、という仕組みらしい。
有名な事例では、スマートウォッチがある。
これはスマートフォンと連動してメールが来たり、着信があったりしたら、腕時計が知らせてくれる、というもの。

このサイトによると、このアイデアはクラウド・ファンディングで10億円集めたとのことだ。

これは製品の宣伝と資金集めを一挙にやってしまうということで、従来の銀行で資金調達する、という仕組みを覆すものになる。
こういうことが広まってくると、銀行はどうやって生きていくのだろうか。

単純に言うと、銀行の役割は個人から余っているお金を預かり、それをまとめて運用して、儲かる話を見つけて、そこに投資をする、という事だと思う。
そうやって、余剰の価値が創出され、お金が世間に回ることになる。
当然、貸し付ける方が利子が高いので、その差益で儲かるという仕組みだ。
これが金融機関というものの役割だと思う。
今みたいに国債ばかり買ってたり、何かというと担保ばかり取るのは何か間違っている。

その銀行の役割を、仕組みとしてぶっ飛ばすのがこのクラウド・ファインディングになる。

インターネットは全ての社会の仕組みを壊しているが、銀行の役割も潰れていく。
こういうファンドが成り立てば、銀行は必要ない。
個人が、個人の判断で融資をするかどうか決める、という究極の金融(カネを融通する)ができるようになる。

これで10億も集まるというのだから、町工場など零細企業でアイデアだけは持っているというようなところは、クラウド・ファウンディングをすればいいと思う。

やりたいことがあって、それをやるための資金の目標額を決め、資金を募る。
もしも賛同する人が多くて、資金が集まれば、実行する。

なかなか面白い仕組みだと思う。
こういうのはインターネットができて、初めてできることだ。
不特定多数を相手に情報を伝達する仕組みが世の中を変える。

21世紀が終わる頃には、銀行もなくなっているかもしれない。


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