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2014.01.26 Sunday
エントリーシート
エントリーシートという言葉、聞いたことはあるかもしれない。
最近は大学生の就職が新聞紙面を賑わすことも増えてきたし、その中で活字になっていることもたまにある。 インターネットが普及し、誰でも、どの企業でも志望できる、というオープンエントリー状態になって久しい。 会社によっては、学校名は最後まで聞かない、というところが出てきたのもこの頃。 そうなって、学生を選考するためにできたのがエントリーシートである。 ネットを見ると、代表的な項目は下記のようなもの。 学生時代に打ち込んだこと 自己PR 業界・当社の志望理由 入社後やりたいこと あなたの強み 在学中学んだ専門分野 関心を持っていること 社会についての関心 特技や資格について 志望職種と動機 こういうものを書かないといけない。 リクルートがアメリカの研究結果に基づき、学校の偏差値では測れない「行動特性=コンピテンシー」によって優秀な社員が決まる、というようなことを言い出した。 そこで、90年代からこういうやり方が主流になっていると思う。 エントリー(応募)する時に、こういうシートを書き、面接選考に呼ぶ学生を選ぶ、という段取りになる。 残念ながら、今も昔も、20代の学生たちは文章を書くのが下手だ。 だから、エントリーシートに苦労することになる。 ぼくらが小学校の頃は、週に1回作文の時間があったと思う。 学習指導要領上はどうなっているのかは知らないが、実質的に作文を書く授業というのは、小学校だけだったと思う。 それも、とにかくあったことを書く、ということだけで、書き方とかを習ったわけではない。 だから、具体的に行動特性がわかるように書くとなると、難しい。 コツは、できるだけ書いたことが景色として浮かぶように書く、ということだ。 数字を入れ、自分の気持ちも織り交ぜながら、余分なことを省いてできるだけ具体的に文章化するといい。 そういう書き方はきっと今までやったことがないと思う。 まあ、社会にでる前に文章を書く練習をするというのは、いいことだが…。 |
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