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2014.01.21 Tuesday
最高の人生の選び方
2009年の作品。
録画して見た。 元メジャーリーガーで殿堂入りしている父親と、スランプ中のメジャーリーガー親子のロードムービー。 主人公は息子の方だ。 心臓病で手術を待つ母親が、父親に会いたいということから、この映画はスタートする。 不仲だった父は息子に野球のことは一切聞かない。 きっと調子が悪いのは知っている。 父親の目から見て、彼に自分ほどの才能がないこともわかっているのだろう。 恋人から彼が何か書いているのを聞き、クルマの中で長編を書け、とハッパをかける。 紆余曲折を経て、父親は母親と再会し、また離れてアリゾナに帰っていく。 野球に集中するために関係が微妙になっていた恋人のために、息子は野球をやめ、スポーツライターになる決心をする。 これが旅の結末。 尊大なオヤジだと思っていたが、年齢でいろんなところにがたが来ている父親を見ると、許す気になった息子。 偉そうにしているが、身体は着実に弱っている。 「クリスマスには会おう」と言ってまた別れる。 親子の関係、夫婦の関係は複雑だ。 夫婦は別れても、親子の関係は変わらない。 それらをどこかの節目で修復していく。 そんなロードムービーだった。 アメリカは広いから、車で走るのが絵になる。 この映画の原題は”The Open Road"。 あんなところを走ってみたい。 |
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