考えたこと2

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遠すぎた橋
テレビでやっていたので、見てしまった。
若いころに映画館で見たのだが、ほとんど忘れた。

この映画はノルマンディー上陸以降の連合国のドイツ軍との戦いを描いたものだ。

連合国の活躍のイメージしか残っていなかったが、この映画は連合国側の作戦のまずさを描いたもので、たくさんの国が絡んで作戦を立てると色んな所で齟齬が起こり、違う風土の組織を束ねるのは難しい、ということを描いた映画でもある…ということがわかった。
1977年にこの映画を作っていたのか…。
製作国はイギリスとフランス。
だから、ちょっとイギリスびいきなのかと思う。

ショーン・コネリーやジーン・ハックマン、ロバート・レッドフォードの顔は若く、懐かしかった。

前線で取り残されたイギリス軍を率いるショーン・コネリーは、油が乗り切った中年の少将を見事に演じている。
結局、作戦のまずさや装備の故障などで、最後は退却を余儀なくされる。
退却したコネリーが将軍に「部下を8000名失った」と言ったら、「あの橋は遠すぎたな」と言われるシーンは何とも言えない。

ラスト・シーンは全く覚えていなかった。
20代のぼくは意味がわかってなかったのだろう。

ヨーロッパは2回の大戦を通じて、多くの国々が戦争に関わり、まだそれを体験した人もいる。
しかし、それを乗り越えてEUという連合を作っている。

あらためてヨーロッパの人たちの懐の深さに感心した。

異なる国々でチームを作って作戦を立て、それを遂行する難しさも興味深かった。
しかし、今となっては東アジア(つまり日中韓)との比較で、やっぱりヨーロッパはすごいと思う。
オトナの国々だ。

この映画は単なる戦争活劇ではない。

そんなことに今ごろ気づくのも情けない…。


| | 映画・舞台 | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

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