考えたこと2

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国際ビジネスマンに必要なもの
日経関連のサイトはよく見るが、我が意を得たり、という記事があった。

「日本人に欠けるのは英語力より「現代国語力」」という記事だ。

ずっと若い頃、オーストラリアに出張した。
そこではクレームがあり、現地の人と会議をしたのだが、英語で何を言っているのかがよくわかる人と、全くわからない人がいた。
よくわかる人の英語も、全くわからない人の英語も、そんなに違いはない。
というのは、普通に会話をするとわかるし、通じるからだ。
会議でややこしいことを話そうとすると、わかったりわからなかったりする。
不思議だなあ、と思っていた。
こちらが悪いと思っていたからだ。

ところが、現地の日本人管理者と話をしたら、ハタとわかった。
彼が言うには、「ちゃんと論理的に話せるやつの英語はわかるんですよ。断片的にわかっても、ちゃんとスジが通っているから、類推できる。でも、元々あっちに行ったり、こっちに行ったりする人の英語は、いくらわかりやすい英語でもなかなかわからない。彼らに聞いても、あいつの言っていることはわかりにくい、という。結局、ちゃんと話せるかどうかは、まずは話を論理的に組み立てられるかというところで決まるんです。」とのこと。

そう思ってみると、たしかに世間話ならわかるのに、ややこしい話をするとわからないヤツは何となく論理的に話していないような気がする。

それが「現代国語力」と記事で言っているもの。

英語だけではダメなのだ。
ある程度の英語ができることは必要条件になるが、それだけでは不十分。
論理的に聞き、論理的に話す力がないと、コミュニケーションができるとは言えない。

この記事では「英語力以上に現代国語力を必死で向上させないと、グローバルなビジネスでは通用しない。英語力は時間と労力をかけただけ、比例的に能力が向上するだろう、現代国語力は、粘り強く勉強し、長い踊り場を経て、徐々に能力が向上するプラトー型の学習曲線を描く。」と書かれている。

ここで言われている「現代国語力」は「論理コミュニケーション力」と言い換えてもいいと思う。

複雑な問題を、複数の事実と意見に切り分け、その構成図を作る力と言ってもいい。

それがなければ、そもそも英語ができても国際ビジネスマンにはなれないと思う。

そういう訓練を残念ながら日本では系統だってしていない。
大事だと思うのだが…。




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