考えたこと2

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日本の会議
日本人の会議には2種類あるらしい。
どちらが普通の会議かはわからないが…。

一つは討議するための会議だ。
何か課題、問題があって、それを討議するために会議をする。
辞書で「会議」をひくと、「関係者が集まって、相談をし、物事を決定すること」と書いてある。
文字通りこれが会議だろう。
長らく、それが会議だと思っていたのだが、どうもそうではない会議もあることに気がついた。
これが二つ目の会議。
それは、何といったらいいのか、議事が最初から決まっていて、それを決めていく会議とでも言うか…。

それらの議事について、本気で議論してはいけない。
本気で議論しようとすると、異端者と思われ、排除されるというようなメンバーが集まっている会議だ。
それらの議事について、カタチだけ話し合ったという記録を残すための会議と言ってもいい。
その目的を達するために、会議に先立って議題整理という準備がある。
この会議でどんな議題が話し合われる予定か、ということを議長に説明する。
そこで、根回しの状況などが確認される。
つまり、会議の前に合意形成が行われる。
それがちゃんとしていたら、別に構わないのだが、これがすべてのメンバーの知恵を出し合って討議した結果とはとても思えず、一部のメンバーだけで決めた筋書き通りに進めるために行われるということが特徴だ。

会議は何のためにあるか。
それは関係者が集まって、知恵を出し合うために行うのだろう。
いろいろな視点から問題を見つめ、立場を超えたところで合意を形成するのが目的だ。
そういうふうにして、最も効果的な策を打つ。
そのためには、会議のメンバーが等しく討議しないといけない。

そういう会議の役割を無視しているのが、二つ目の種類の会議。

みんなの知恵、立場の違いを超えて、どうするべきかを話し合わない会議だ。

そういう会議がある。

多くの民間企業のサラリーマンには関係がない。

しかし、こういう会議もあるのだ。

残念ながら。


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