考えたこと2

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希望のない時代
バブルがはじけて以降、日本は活力をなくし、失われた20年と言われている。

デフレ、デフレだというが、貯蓄率は高くて、中高年はお金を持っている。
ただ、それを使う気にならない。
将来が心配だからだろう。

今の中高年は高度成長の時代を生きてきた。
明日は今日より豊かだという確信があった時代。
給料は毎年上がり、部署は増え、管理職も増えた。
しかし、この20年は低成長で日本というシステムがおかしくなっている。
高度成長を支えてきた、終身雇用、年功序列賃金という制度がもう崩れている。
それを維持しようとするために、非正規雇用が増えて、今や労働者の半分近くがパート、派遣、バイトなどの労働者になった。

IT化がそれを促進した。
スキルが必要な仕事は簡略化され、だれでもできるようになった。
だから、非正規が増えた。

そんな状態で、将来に希望が持てるわけがない。

安部首相は「強い日本」をもう一度取り返そうとしている。
そんなことは可能なのか。
とてもそうは思えない。

20年かけて、高度成長のストックを使い果たし、1000兆円の借金を将来に残している。
日本のGDPの2倍だ。
日本の借金は日本人の貯蓄で返せると言っているが、みんなが国債を売ったらどうなるのだろうか。
財政が破綻してしまう。

これで希望を持てというほうがおかしい。

希望のない時代だということを認識したほうがいい。

下手に希望を持たせるようなことは逆効果だ。

高度成長時代のシステムを早く入れ替えて、低成長に対応しないといけない。
年金や社会保険の制度など、払う人よりもらう人のほうが多いのだから、持つはずがない。

そんなふうにみんな考えないだろうか。

日本はもう世界2位の経済大国ではない。
将来にわたって、世界3位を維持できるとも思えない。

でも、世界にとって必要な国になることはできると思う。

そのためには、日本の現実を認識しないといけない。


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