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2013.11.26 Tuesday
卵かけごはん
卵かけごはんというのは、日本独自のメニューだと思う。
実際、「卵かけごはん」をWikipediaで調べてみると、「日本以外の文化圏で育った人にとって、生卵を食する習慣はカルチャーショックであり、時にはゲテモノ食と映る可能性もある。」と書いてあった。 生卵をそのまま食べる国はほとんどない。 ロッキーの映画で、ジョッキに生卵を割って3つほどを丸呑みにする場面はあったが…。 ぼくは苦手だ。 高校の時、どこかに泊まりに行って朝ご飯というと、生卵が出てきた。 これが出てくるのがイヤだったのだが、仕方なく食べていた。 あれが好きな人がいるのだから、困る。 卵を割って器に入れ、箸でかき回し、白身と黄身を混ぜる。 完全に混ざるまでかき回す人もいるし、ある程度分離したままでもOKの人もいる。 醤油を先に入れる人もいるし、後で入れる人もいる。 醤油の量も人それぞれであり、多めの人もいれば、さっとかけるだけの人もいる。 ご飯に箸で穴を開けて、卵を入れるところを作る人もいれば、そのままかける人もいる。 ご飯にかけた後も、完全にご飯が黄色くなるまでかき混ぜる人もいるし、かかった部分とかかっていない部分がまだらでもOKという人もいる。 そのまま食べる人もいるし、味付け海苔を一緒に食べる人もいる。 こう考えると、卵かけごはんほど人によってバリエーションがある食べ物はないのではないかと思えてくる。 会社に入って、長らく出張続きの日々を送ったが、ビジネスホテルの朝ご飯が生卵だった。 これは目玉焼きにしてほしい、というとしてくれたのでラッキーだった。 めんどくさい客だと思われたのだろう。 しかし、日本は卵が新鮮だから、生で食べることができるのか。 ぼくらはいい国に生まれたと思う。 ぼくは嫌いだが、卵かけごはんが食べられる国だ。 新鮮な玉子が食べられる国、日本。 |
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