考えたこと2

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人は見かけによる
子供が高校の頃、保護者会に出たら、ちゃんと制服を着ていない生徒(異装)の話があった。
その時に先生が言った言葉が印象的だった。

異装の学生を注意すると、「人を見かけで判断してはいけない」という事を言う生徒がいる。
しかし、それは端折った言い方で、正しくは「人を見かけで判断したら1割くらいは間違える。だから見かけで判断したら間違うかもしれない。」というのが正解だ、という。
つまり、9割は人は見かけで判断して正解だという。

ぼくもそう思う。

海外に行くとそれはもっと顕著だった。
フランスにいるとき、アラブのテロが頻発しており、空港で爆発などがあった。
その時は空港近辺には警察がたくさんいて、道行く人で怪しいと思った人を検問していた。
一目見てフランス人という人はOKだったが、ラフな格好でウロウロしていると目をつけられた。
でも、スーツ姿でネクタイをしていると、フリーパスだった。
不特定多数の中から、誰か怪しいやつを見つけようとすると、どうしても見かけで判断することになる。そして、それはかなりの確率で正しかったのだろう。

だから、TPOに合わせて服装や身だしなみを整えることは大事だ。
海外で異邦人状態でいるなら、日本より少し身だしなみを気にしたほうが安全だ。

それは相手を理解しているというコミュニケーション能力であるとも言える。

「いちご白書をもう一度」という歌で、「就職が決まって髪を切ってきたとき、もう若くないさと君に言い訳したね」と歌われる。
ぼくもこの歌詞に共感した一人。
誰しもリクルートカットはしたくない。
それは自由な学生から不自由な社会人になる、ということの象徴だろう。
しかし、通らなければならない道だ。
嫌なこと、しなくてはいけないことができるのか、ということがそこで問われる。

人生は「自分がしたいこと」だけで成り立ってはいない。
圧倒的に「自分がしなくてはならないこと」の方が多いのだ。

今の教育は「自分がしたいこと」を見つけなさい、という問いが多すぎると思う。
そうではなく、「自分がしなくてはならないこと」はどういうことか考えなさい、という問いを増やすべきだと思う。

そうでなければ、社会に出る時にハードルが高すぎて超えられない。

権利も大事だが、義務も大事なのだ。



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