考えたこと2

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ラジオドラマ
NHKでやっているラジオドラマが、新日曜名作座。

以前は森繁久彌と加藤治子がやっていた。
長編小説を二人で何役もこなし、効果音を入れてドラマ仕立てで聴かせる。
何度か聴いたことはあるが、長らく耳にすることはなかった。

実家の母に聞くと、今は西田敏行と竹下景子でやっているという。

今はパソコンで録音できる時代。
幸い、通勤はクルマで片道1時間弱かかるので、聞く時間はいくらでもある。
ラジカというフリーのソフトで毎週自動で録音することにした。
パソコンをスリープ状態にしておけば、ほっておいても録音できる。

テーマソングは変わっていない。
古関裕而の作曲。
今は「森浩美 家族小説短編集」というのをやっている。
毎週1回の聴き切りだ。
これはなかなか味わい深いラジオドラマ。
淡々と語られる、という感じ。
西田と竹下の二人で毎回5役くらいを演じ、ほんのりさせる。

今の下手なテレビドラマより、たった二人のラジオドラマの方がいいと思う。
声と効果音だけで、あとは想像に任せる。
下手に視覚の情報がない分、想像が広がる。

ラジオドラマというと、「一丁目一番地」が最初。
ぼくが幼稚園に上がる頃だったか。
内容は全く知らないが、テーマソングは覚えている。
夕方にやっていた。
うちにテレビが来たのが、たしか1960年くらいだったから、それまではラジオが主役だった。

一丁目一番地は1957年〜1965年の放送だから、ぼくが生まれた年に始まって、小学校3年までやっていたことになる。
母が夕飯の支度をしながら聞いていた。
昭和30年代の前半まで、ラジオは生活の中心だった。
今の若い人はテレビのない時代を知らない。
ぼくらもほとんど知らないが、かろうじてそういう母の姿を見て育った。
昭和一桁の人たちにとっては、青春時代は戦争だったが、ラジオの時代を30歳前まで過ごしている。

ラジオドラマというと、大学の時にFMでやっていた「愛の街から」が秀逸。
今でもいくつかカセットテープに録ってある。
これも1時間の聴き切り。
久富惟晴と萩尾みどりがやっていた。
この二人の雰囲気が好きで、メンバーが変わってもこの番組は続いたのだが、他のメンバーになってからはほとんど聞いていない。
調べてみるとWikipediaに立派なページが出来ており、アーカイブサイトもできていた。
これはまた日を改めて書こう。

ラジオドラマは言葉のチカラだと思う。

想像力も聴き手に必要になる。

時代遅れかもしれないが、新日曜名作座はずっと続けてほしい。


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