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2013.11.04 Monday
猫ヘルパー
アメリカにはいろんな番組がある。
「猫ヘルパー」という番組は、ジャクソン・ギャラクシーというスキンヘッドのギタリストが、問題を抱えた猫を何とかするという番組。 ペットの番組はイヌのもあるし、猫のもある。さすがペット大国アメリカ。 猫は基本的には穏やかだと思っていたが、番組に出てくる猫はだいぶ違う。 人を選んで攻撃する猫、他のイヌや猫を攻撃する猫、家中にマーキングする猫、全く懐かない猫…。 そういう問題行動には理由がある。 それを見つけて正すのがジャクソンの役目。 猫によって、ケースは様々だ。 猫自身がおびえている場合もあるし、運動不足でストレスがたまっている場合もある。縄張りを主張している場合もあるし、自信を失っている場合もある。 この番組を見ていると、猫の凶暴さがよくわかる。 イヌよりも攻撃的だ。 腕に派手な入れ墨をしているギャラクシーは、実は涙もろい。 野良猫だったスコティッシュフォールドを検査したところ、ガンが見つかった。 手術には2600ドルかかる。 飼い主と相談するが、2600ドルはそう簡単に右から左に払える金額ではない。 ギャラクシーの見立てでは、この猫は更生する余地があった。 飼い主にそのことを話し、手術することを勧める。 結局手術をすることになったのだが、その決断を聞いたときのギャラクシーの目には涙が浮かんでいた。 このスコティッシュフォールドは、その後家の中に入ってきて、人間の手からえさをもらって食べるようになり、だいぶ生活が変わった。 人間を恐れないようになったということだ。 イヌでも猫でも、こういう番組は面白い。 彼らにテレビに出ているという気持ちはなく、遠慮もないから、毎回真剣勝負になる。 さすがペット大国アメリカだ。 |
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