考えたこと2

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認知面接 Cognitive Interview
海外の刑事ドラマでやっていた。
認知面接という手法。

目撃者の聞き取りの方法だ。
何が起こったかというよりも、何を感じたかということを聞く。
温度のことを聞くときには、寒かったのか、暖かかったのか、という聞き方をする。
においはどうだったのか、うるさかったのか、静かだったのか。
どう感じたのかを聞く。

自分の気持ちを思い出すことで、意識下にあった記憶を思い出す。
感情を思い出すことで、情景を思い出す。

ドラマの中では認知面接の手法を知った刑事が、目撃者の聴取を行っていた。
事件の日は暖かく感じたのか、寒かったのかと聞き、においはどうだったのかを聞き、音はうるさかったのか、静かだったのかを聞いた。
自分の感情を遡ることで、目撃者は犯人の手がかりを思い出した。

「あのときは、公園を封鎖されて文句をいう人たちがたくさんいた。その声がうるさかった。イヌの散歩ができない、という人がたくさんいた。そういえば、その中に一人イヌを連れていたヤツがいた。あのイヌの飼い主は殺された人ではないか…」

こういう手法で、目撃者に思い出させる。

アマゾンで調べると「認知面接」という本が出ていた。
「目撃者の記憶想起を促す心理学的テクニック」という副題がついている。
著者が4人で、翻訳が5人という本で、280ページしかないから、この分野がまだそんなにまとまっていないことがわかる。
まだ第一人者がいないのだろう。

人間は見たもの、聞いたものを驚くほど覚えていない。

でも、自分の感情は覚えている。

その感情から、記憶をたどっていく。
こういう手法は効果があるらしい。

やっぱり人間は感情の動物だ。


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