考えたこと2

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自動運転
もう四捨五入したら60歳、という年齢になって、2年経つ。

今年に入って、本当に疲れが目立つようになってきた。
以前なら残業はいくらでも平気だったのに、最近は7時台、8時台でも眠くなる。
昔に比べて、仕事量など減っているのに、疲れるのだ。

帰りの車も、最近は眠くなることが多くなった。
漫才を聞いたり、音楽を聞いたりするのだが、眠くなるとどうしようもない。
吹田のパーキングエリアで休めればいいのだが、眠いときはそこに入ることさえできない。
困ったものだ。

今世界の自動車メーカーが自動運転の技術を開発している。
メルセデスについては、動画が公開されているが、100?ほどの距離を全く自動で運転しているところは凄い技術だと思う。
今や車の運転は物理的につながったシステムではなく、各部分の役割を電子制御するコンポーネントごとの技術になっている。
だから、飛躍的に自動運転などの可能性が広がってきたのだろう。
デジカメの進歩で車載カメラは飛躍的に安くなったし、顔認証技術の発達は映っているものの判定を可能にする。
車載レーダーもかなり増えてきた。カメラだけでは雨が降ったりしたときに精度が悪いからだ。
そのうち、ステアリングも人間が入力するところと、実際にタイヤを動かしてコースを変えるところが分離されるだろう。
アクセルやブレーキも、人間が入力するところと、実際に動かすところは別になってくる。
それを分けたから、車が前にあるときにはアクセルを踏んでも発進しない、という技術が可能になった。
カメラで前に車がある、という認識ができて、アクセルを踏んだらエンジンにガソリンが行く、というところの間に制御ができるところを入れることができるようになった。
ハイブリッドなどの技術ができて、その部分が安くできるようになってきたのだろう。
お年寄りや女性ドライバーが多い軽自動車にそのあたりの技術が投入されている。

自動運転は、高速だけなら、かなりのところまで来ている。
自動追尾して、レーンを外れたらウォーニングを出すところまでは、ゴルフのような大衆車レベルで実用化されている。
この技術開発が日、米、欧で行われているのだ。

これらすべてに関わるのが、コンピューターによる制御の技術。
前にものがある、ということを判断するにはどういうアルゴリズムが必要かとか、それは自転車か、クルマか、人間か、というような認識をするには、何をどう判断したらいいかとか、そんな技術のブラッシュアップが求められている。
それも、衝突回避のためには、コンマ以下の判断が必要になる。
1秒かかって判断していたら、すでにクルマは時速40?でも10メートル以上進んでしまう。

このところの車の進歩は、デジカメの技術発達が大きいのだろう。
どうやって、人間の目の代わりをさせるか、というところが自動運転や衝突回避のカギになる。

こんな要素技術を組み合わせて、自動車産業は成り立っている。
だから、日本は当分クルマで頑張らないといけない。

要素技術だけでなく、クルマ産業があるからこそ、自国内で発展できるし、輸出もできる。

日本とドイツが自動車先進国になったのは、航空技術者が飛行機を作れなくなったからだ。
あの、風立ちぬの主人公みたいな技術者が、自動車に行かざるを得なくなった、という不幸な事情がある。

でも、日本の自動車産業は、その不幸を吹き飛ばすような見事な発展を遂げてきた。

ここに日本の技術者たちの意地がある。

まだまだ頑張ってほしい。


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