![]() |
2013.10.05 Saturday
Time and Love
最近、5th Dimensionの昔の曲を聴いている。
5th Dimensionというのは、女性2人、男性3人のコーラスグループ。 60年代後半〜70年代に活躍した。 だいたい、黒人のコーラスグループといえば、モータウンレコードがたくさん出していた、ブルースっぽい曲が多かった。 でも、5th Dimensionは、当時としてはすごくポップな曲をやっていたと思う。 ぼくはCBSソニーレコードが71年だったか、クリスマスシーズンに出す、ベスト盤2枚組を買って、持っている。 このレコードは、本当にすり切れるほど聴いた。 日本では1969年のアクエリアス〜輝く星座が有名だが、このグループは当時ローラ・ニーロというシンガーソングライターの曲を取り上げていて、それらの曲が今聞いてもなかなかいい。 ローラ・ニーロ本人の歌もいいのだが、ぼくはずっと5th Dimensionの歌を聴いてきたので、こっちの方が好きだ。 なかでも、Time and Loveという曲は歌詞がいい。 サビの部分で、 Time and love Everybody Time and love Nothing cures like Time and love Don't let the devil fool you Here comes a dove Nothing cures like Time and love というリフレインがすごく印象に残る。 70年代の陽気なポップスのメロディに乗せて、「時間と愛ほどの癒やしは他にない」と歌われる。 ローラ・ニーロはすごく宗教色が強くて、歌詞の中によくイエスが出てくる。 でも、それがすごく自然で、当時中学生のぼくには彼らの信仰心が自然に思えた。 アマゾンでCDを調べると、たくさん出てくる。 以前調べたときは5th Dimensionなどほとんど出てこなかったのだが…。 40年ほど前の歌とは思えない。 何度も書くが、ぼくらのティーンエージャーの時代は、洋楽と邦楽が混じっていた。 深夜放送のベストテンでは半々くらいになっていたし、毎週土曜日のFM放送では歌謡ベストテンとポップスベストテンがそれぞれ1時間の枠でやっていた。 たしか、ポップスベストテンはダイヤトーンの提供だったと思う。 ダイヤトーンは三菱電気のステレオのブランド。 パナソニックのテクニクス、サンヨーのオットー、日立のローディ、シャープのオプトニカなど…。 いい時代だった。 オーディオ機器に夢があった。 三宮に行っては、オーディオ機器のカタログを集めていた。 レコード全盛の時代。 今やパソコンで音楽を聴く時代。 40年の時代を感じる。 でも、この曲は今でも古くない。 ぼくのエヴァーグリーンの一つ。 |
![]() |