考えたこと2

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超弦理論
先々週、先週の日曜日に2回シリーズで放送されたNHKスペシャル「神の数式」を見た。

物理学者は今までこの宇宙を表すシンプルで美しい数式を求めてきた。
その理論の変遷を紹介する番組。
そこで今の最新の理論が紹介されている。
それが超弦理論。
超弦理論とは、素粒子の構造が単なる粒子ではなく、輪ゴムのような弦になっている、ということに基づく理論。
この世を記述する数式を作るときに、結果的に最も矛盾が少ない理論と言うことらしい。
なぜかというと、そう考えることで、粒子同士がひっついたときにも、距離がゼロにならず、「分母がゼロにならない」ということだ。
「分母がゼロになる」というのは数学の世界では無限大を表し、これが生じるとそこから先には進めない。

この理論を使うと、時間と空間を統一する一般相対性理論と素粒子の世界を表す標準理論の数式が含まれるとのこと。
長らく物理学者が望んでいた、普通の世界と量子の世界をつなぐものになる。
これが物理学の最先端らしい。

その代わり、この弦の世界は10次元だという。
なんだかちんぷんかんぷんだが、面白い。
ニュートンの世界と、全く別の世界だと思っていた量子の世界を統合できる。

その式で計算すると、496という数字が現れるという。
496を割り切れる数は自身を除くと、1 , 2 , 4 , 8 , 16 , 31 , 62 , 124 , 248となって、この合計が496になる。
そういう性質を持つ数を完全数という。
完全数は神の数だとも言われている。
6,28に続いて3番目の完全数。
この数が現れたことが、神の数式へのつながりを感じさせる。

超弦理論の提唱者でもある研究者は、もうだいぶ年だ。
生きている間に、世界が解明されるかどうかはわからない、という。
それでも、研究を続けていく。

それは、なぜ我々は存在するのか、この宇宙に生きる意味は何なのか、そんな問いに答えを出したいからだ、という。

科学の最も科学らしい部分は、数学と物理学にあると思う。
一方、人間の存在について考える哲学はその対極だ。

その二つがここでつながるような気がする。

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