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2013.09.22 Sunday
メンバーチェンジ
昨日で4年ちょっと勤められたパートさんが辞められた。
4年目となると、仕事もそれなりにできるし、ツーカーで頼めたりしたので、すごく残念だ。 でも、ライフスタイルを変えて、ステップアップされるのだから、仕方がない。 次の人は10月1日からなので、しばらくは大変だが、面接では前向きな人だったので、きっと仕事も早く覚えて頑張ってくれるだろう。 でも、メンバーチェンジを乗り切るのは大変だ。 パートさんはあくまでパートさんだが、でもぼくはあまり仕事の範囲にこだわるのは嫌いだ。 もちろん、現在正規、非正規という働き方の違いが問題になっているし、正規社員はなぜ正規社員なのか、ということから、非正規社員よりも仕事の範囲が広くなるのは当たり前だし、だから給料格差ができるのだ、という説明はその通りだと思う。 しかし、パートさんだから、ここまでの仕事しかさせてはいけないとかいう話になると、どうだかなあ、と思っている。 もちろんこんなことは職場では言えない。 仕事の範囲というか、どの仕事は誰がやるか、というところが給料と絡んでいるからだ。 でも、仕事の大事な部分は給料だが、ぼくはそれだけではないと思っている。 パートさんでも、本人がやる気があって、その仕事をやってみたいとか、この仕事を勉強したいとか思っているなら、仕事の範囲を超えてやるのはかまわないと思っている。 下手をすれば、正社員よりもパートさんの方が仕事ができたりする。 それは当たり前のことだとも思う。 仕事ができるか否かは正規・非正規で決まるのではなく、やる気で決まる部分が多いからだ。 正規社員というのは、定年までの仕事が保証されているので、その地位にあぐらをかいてしまうからだろう。 きっと多くの会社で、正規社員よりも派遣社員の方が優秀だとか、パートさんと正規社員とが変わってくれたらいいのに、と思っている人がたくさんいるはずだ。 行政が新しい仕事を民間に丸投げするのも同じことだ。 公務員に、新しいことをやる気がないからだろう。 そういう面からも、雇用の体系を変えることは重要だと思う。 今の正社員は守られすぎているからだ。 高度成長期ならそれでもよかったが、低成長に入ったら、それは経済的にはマイナスに働く場合の方が多いと思う。 だから、ぼくはパートさんには、本人にやる気があれば積極的に仕事に関わってほしいし、そのために仕事を教えることは厭わない。 今回辞めたパートさんは、仕事をノートに取り、熱心に覚えようとしていた。 そういう人には仕事の範囲など少々超えても問題ないと思う。 ルールでこれはやってはいけない、というような仕事はやれないのだが、そこにはグレーゾーンがある。 そういうのは積極的に超えてもかまわないと思っている。 他のメンバーからブーイングは出るのだが…。 その甲斐あってか、今回辞めたパートさんは近所の優良企業で正社員に採用された。 そういう風に、やる気のある人には仕事をやってもらわないと、能力開発されないし、優秀な人材が増えていかない。 正社員にあぐらをかいている人ばかりになったら…。 そう思って、メンバーチェンジを受け入れないといけないと思う。 |
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