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2013.09.19 Thursday
定年退職おめでとうございます
だんだんと自分が60に近づくにつれて、定年退職の送別会の主賓が入社時にお世話になった近しい人になってくる。
今夜は、ぼくが入社した時に2年上の先輩が退職する宴会だった。 会社に入ったときは、当然ながら20代。 あの頃の若者らしく、レイバンの緑色のサングラスをかけて、クルマに乗っていた。 そんな若者ももう60歳。 今20代の人から見たら、完全におっさんだ。 何を考えているのか、わからないと思われている。 まあ、こちらも思っているのだが…。 当たり前だが、ぼくらの知っていることを知らない。 それが年寄りから見た若者というものだ。 ぼくらは、戦争は知らないが、高度成長も知っているし、公害問題も知っているし、ベトナム戦争も知っているし、石油危機も知っているし、安保反対も知っている。 証券会社がバカみたいに儲かった事も知っているし、その後、山一証券が潰れたことも知っている。 日本中の銀行に税金がばらまかれ、彼らが助けられたことも知っている。 朝日新聞が中国は素晴らしい国だと言っていたのも、その後、毛沢東が死んでからいかに彼がムチャクチャをしたのかも知っている。 話がそれた。 75歳になった以前の常務が、今日も言っていた。 「仕事は楽しくやるもんだ。アホなヤツもいるし、イヤなこともある。でもそれをするから、楽しいこともできる。」 いつも定年する人は、こんな仕事をしてきた、と最後に挨拶する。 いい仲間に恵まれたとも。 その姿を見て、ホントに良かったと思える。 また来月もお世話になった人が定年になる。 またぼくも呼んでもらって出席する。 一足先に会社を辞めたのだが、声がかかる限りは出席するつもり。 ありがたいことだ。 |
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