考えたこと2

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ボヘミアン
そんな題名の歌があった。
改めて、ボヘミアンとは何かと思って気になって調べてみた。

ボヘミアは「現在のチェコの西部・中部地方を指す歴史的地名。古くはより広くポーランドの南部からチェコの北部にかけての地方を指した。」と書いてあった。
そこの出身と考えられていたのがジプシー(今はロマという)と言われる人々らしい。

それが転じて「社会の規範にとらわれず、自由で放浪的な生活をする人」という意味になったと書いてある。
こういうことを調べるときには、インターネットは本当に便利だ。

「社会の規範にとらわれず、自由で放浪的な生活をする」というのは、誰の心にもある欲望だろう。
実際にはなかなかできない。

思い出すのは、車寅次郎。男なら誰もが寅さんのように生きてみたいと一度は思う(と思う)。
風の向くまま気の向くまま、旅から旅への暮らし。
でも、実際には食うや食わずのヤクザな生活。
義理人情を大事にする。
そういうところに憧れたりする。

アメリカのハードボイルドの探偵も、ボヘミアン的な人が多い。
マイク・ハマーやフィリップ・マーロウなど、警察やギャングを敵に回して孤軍奮闘する。
誰も頼るものがない。
そして、お金を払ってくれる人もいないのに、誰かのために働いたりする。
ぼろぼろになって、酒を飲んで眠る生活。
これもちょっと憧れる。

ボヘミアンは自由だが、その代償に孤独で不安定なものだ。
代償を払ってでも、自由を愛する人がボヘミアンになる。
もちろん、安定した生活を望みながら手に入らず、仕方なくボヘミアンになる人もいるだろう。
いや、どちらかというと、そちらの方が多い。

だから、実際には多くの人は、ボヘミアンという生き方を選ぶのではなくて、仕方なくなっているのかもしれない。
それでも、憧れの対象だ。

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