考えたこと2

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体罰と過剰労働
大阪の高校で問題になった体罰と、企業で行われている過剰労働は、どちらもコンプライアンスに違反している。
この2つの問題の共通点は、「そうは言うけど、どこでもやってるし、程度問題であって、そんなことを言い出したらやってられない」ということだ。

体罰の問題は、多くのスポーツ関係者がそれを経験してきていて、ある程度それは必要であり、それがなければ強くはならない、と思っていることだろう。
同じように、過剰労働の問題は、多くのサラリーマンがサービス残業をやっており、あまりひどいと問題だが、ある程度はやむを得ない、と思っていることだ。

日本のやり方なら、是非はともかく、これらの理由は当たっていると思う。
でも、そうではないやり方もあるということだ。

こないだ野茂の本を読んで、メジャーリーグと日本の野球の違いを知った。
メジャーでは選手の自主的なやり方が支持され、コーチや監督もそれを助ける。
よほど間違っていたら、指摘されるが…。
あくまで選手が主役だという。
練習にはリクツが有り、納得の上で練習する。
メジャーはそんな世界らしい。
日本では監督やコーチが主役で、上から練習を押しつけられる。
俺はこうやってやってきたから、お前らもやれ、というやつだ。
これが体罰の元だと思う。
代々、そういう考え方についてこれる選手しか育たない。
野茂やイチローは突然変異なんだろう。

一方、日本とアメリカのサラリーマンの違いは、おそらく、アメリカでは平社員はサービス残業などあり得ないということだ。
エグゼクティブになったら、働き方が違う。
家でも仕事をするし、夜中まで仕事をする。
それが年俸制の意味だ。
厚生労働省の役人は、サービス残業をしているかどうかはわからないが、おそらく夜中まで働いているだろう。
1週間の労働時間が規定以内に収まっているとは思えない。
取り締まる側が違反しているということだ。

結局、体罰も過剰労働も法律の無視から起こる。
守らないことが当たり前になってしまう。

法律が参考になってしまって、よほどひどい時は、それが行使される。
でも、日常では守らない。

こういう体質が、日本企業や日本のスポーツの強さを支えてきた。

でも、もうそろそろ見直す時期だ。
マジメにやろう。


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