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2013.05.28 Tuesday
リーマン
サラリーマンのことを1990年代から「リーマン」と略すようになった。
ぼくは使わないが、時々テレビで聞く。 文脈で意味はわかる。「ああ、サラリーマンのことか」とその都度思う。 90年代から使われていたとは知らなかった。 関東がメインではないか。 略語辞典によると、リーマンという言葉はサラリーマンを嘲笑するときに使う、と書かれていた。 しかし、リーマンというと、普通はリーマンショックの事かと思う。 このリーマンはリーマンブラザーズという証券会社。 間違っても、リーマンショックはサラリーマンのショックではない。 まあ、多くのサラリーマンがリーマンショックでショックを受けたのは事実だが…。 または、リーマン予想というのもあり、このリーマンは数学者だ。 現在の数学の解けていない難問の一つである。 間違っても、リーマン予想とは、サラリーマンの予想ではない。 若い人は、しがないリーマン、というふうに使うのかもしれない。 どうも、サラリーマンは人気がない。 何となく上の顔色をうかがって、せせこましく生きているとか、裏で会社ぐるみで悪いことをしている、というようなイメージがあるのかもしれない。 今はそんな反社会的な会社は、社会で存在できないし、企業の社会的責任というようなものも重視されている。 当たり前だが、法人税も払っているし、給料も払っている。 そして、モノを作ったり、サービスを生み出したりして、お金を儲けている。 外国でお金を稼ぐのも、そんな会社だ。 それで日本は豊かになった。 いくら公務員が増えても、豊かにはならない。 社会のコストが高くなるだけだ。 今は企業の収入が減ったのに、社会のコストがどんどん高くなっている。 もう経済成長はあまり望めないと思う。 だから、みんなでワークシェアリングでもして、リーマンになるしか道はないのではないか。 このリーマンはサラリーマンのことだ。 念のため…。 |
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