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2013.01.26 Saturday
老眼鏡
ここ2年ほど、本が読めなくなった。
メガネをかけて読むのだが、なかなか読めない。 読む気にならないのだ。 ネット上の文章を読む量はだいぶ増えたのだが…。 ひょっとしたら、と思い立ってメガネを作りに行った。 ぼくは寝る前に本を読むことがほとんどなのだが、よく考えたら寝床においてある老眼鏡はだいぶ古く、もう7,8年前に作ったものだった。 だから、何となく見えはするのだが、細かい字が読みにくい。 読書用、ということで、きっちり合わせて作ってもらった。 あと7,8年使うのだから、ちゃんと作っておこうと思ったのだ。 寝ころんで読むから、丈夫なものがいい。 フレームもそれで選んだ。 こないだ、出来たという連絡があり、取りに行った。 それをかけると、なんと、本が読める。 普通に30センチくらい離して本を見たら、全部文字が見えて頭に入ってくる。 こんな事なら、もっと早く作ればよかった、と思った。 やっぱり、今までは見えているようで、ぼんやりしていたということがわかった。 そうなると、読む気になる。 手始めに、青空文庫の半七捕物帳やむっつり右門捕物帖。 ソニーのリーダーを買って、たくさんダウンロードしてあったものを出してきて読んでいる。 タダで読めるのが青空文庫のいいところ。 今ならアマゾンのKindleの方がいいかもしれない。 目が弱る、というのはこういうことかと思った。 見えていても、無理をしていると気分的にダメだ。 それが読書ができなかった原因だと思う。 無理をしている、という自覚がない。 見えているからだ。 だから、ちゃんと目に合った老眼鏡が必要だ。 もう読めなくなったらどうしよう、とちょっと思っていた。 でも、メガネを変えたら、読めるようになった。 いい世の中になったものだ。 メガネを発明した人はエライ。 |
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