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2013.01.10 Thursday
2-6-2の法則
世の中の組織を概観すると、だいたい2-6-2の法則で動いているということらしい。
この2-6-2というのは、2割が組織を引っ張っていて、6割がそれについて行っていて、残りの2割が寄生虫のように組織にひっついていて何もしない、ということだ。 これはどこでも言えることで、どんな学校でもトップ層は2割、それについて行っているのが6割、どうにもならないのが2割、ということになる。 昆虫の世界でも、働きアリでありながら、なにもしないのが2割いるらしい。 そして、おもしろいのは、上か下の2割を排除すると、残りの中からまた2割が現れるということらしい。 がんばっている2割を取ると、残りの8割の中からがんばるのが2割出てくる、というのはわかるのだが、寄生している2割を取ったら、残りの8割の中から2割が何もしなくなる、というのがオカシイ。 まあ、これは経験則で、そうなる必然性はわかっていないし、すべての組織がこの法則が成り立つとはいえないようだが…。 でも、さすがに経験則だけあって、何となく当たっているような気がすることが多いのも確か。 実際に統計を取ったわけではないので、細かい比率はわからないが、たしかに3つのタイプの人がいる、というのは納得できる。 ぼくが興味深いのは、何もしない人の方だ。 この人たちは組織に寄生して生きている。 彼らに悪気があるのかないのか、定かではないが、普通に作られた組織は2割の何もしない人を含むようになっているのかもしれない。 いざというときに彼らが力を発揮するとは到底思えないが、本当に潰れそうになったときにはちょっとは働けるだろう。 この2割の何もしない人を存在させないようにしようと思うと、よほど注意深く組織を作らないといけない。 軍隊などは、この2割の存在を許さないようにできているような気がする。 その工夫はどうなっているのか、それはわからないが…。 |
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