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2013.01.05 Saturday
アメリカの苦悩
スパイダーマン2,3をもう一度見た。
バットマンもそうだが、子供の頃に見たものとだいぶ変わっている。 全体にダークになった。 子供向けではない。 元々、昔アメコミを見ていた大人向けに作られているのだろう。 映画の中で、「勇敢で自己犠牲も厭わないヒーローは子供のよいお手本」という言葉が出てくる。 こういう台詞があるという事自体、この映画が大人向けの映画だとわかるだろう。 正義の味方も悩む。 正義とはいったい何か。 悪とはいったい何か。 真実とは?友情とは?愛とは? ヒーローであるだけに、人一倍悩む。 この姿は今のアメリカのようだ。 70年代、アメリカはアメリカの正義を信じて疑わなかった。 しかし、最近は悩んでいる。 アメリカの正義は他国の悪かもしれない。 大きな力を持ちながら、それを使うことを悩む。 最近はアメリカの中にもいろんな意見がある。 その悩みがそのまま出ている映画だった。 あの陽気でバカ騒ぎが好きなヤンキー気質はどこに行ったのだろうか。 ハリウッドは少しはヤンキー気質でいてほしいとも思う。 |
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