考えたこと2

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ロールモデル不在の世代
年をとると、ロールモデルが見つかりにくい。
こないだ書いた、館ひろしなど、めずらしい部類だ。
60を迎えようとすると、誰をお手本にしたらいいのか。

だいたい俳優などは、実年齢よりも若作りだから、実年齢+10くらいの人を選ばないといけない。
だからと言って、高倉健などは個性がきつすぎてロールモデルにはなりにくい。
ちょっと神格化されすぎた感がある。
ロールモデルというのはひょっとしたら自分もあんなふうになれる、という身近さも必要だ。

今、中年から老年になろうとしている俳優に、適当なのがいるだろうか。

渥美清は好きだったが、ちょっと色が濃すぎてダメだ。
渡哲也はサラリーマンは無理だろう。
バラエティ番組にでている芸人はだめだし、クイズ番組のレベルも下がったからNG。

そういう風に考えると、今は難しい時代。

いろんなところで2極化が起こっているが、俳優については1極化の感じだ。
昔の俳優は憧れの対象で、ミステリアスな部分を大事にしていた。
クイズ番組やバラエティ、コメンテーターなどの仕事はやらなかった。
スター千一夜という番組に出たくらいだ。
あとは作品で勝負する。
それがプロという感じがする。

でも今はみんな笑っていいともに出る。
私生活をある程度さらけだして、等身大の自分を見せようとしている。
そんな、夢のない…と思うのはぼくだけか…。

これが時代なんだろう。

みんなが共通のイメージを持てるスターがいなくなった。
そんな人より普通の人が求められる。
大げさに言えば、みんな同じ人間で、「世界に一つだけの花」だから、逆に個性を出すことが禁じられる。
そんなバカなことがあるか…。
個性を尊重すると言って、結局は潰しているように見える。

だから、ロールモデルが見つからない。
わざわざ普通の人をロールモデルにする必要などないからだ。

大げさに書いたが、そういう時代だと思う。

そんな中で館ひろしは貴重な存在だ。


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