考えたこと2

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脳の10%しか使っていない?
ウォール・ストリート・ジャーナルに抜き打ちテストがあった。

以下の文章のうち、間違っているのはどれか。 
 1.われわれは脳の10%しか使っていない。 
 2.刺激の多い環境が未就学児の脳の発達を良くする。 
 3.個人の好みの学習スタイルで教えられた方が学習効果が高い。それは聴覚、視覚、ないし運動感覚の別を問わない。

2,3はともかく、1の我々は脳の10%しか使ってない、というのは聞いたことがあったし、自分でもそうだ、と思って信じていたが、これは間違いらしい。

記事は以下のように続く。

「1.が間違いだと思った方、おめでとうございます。われわれが脳の10%しか使っていないというのは明らかに間違いだ。これはあまりにも多くの人々に信じられているため、心理学者や神経学者の間で「10%神話」と呼ばれている。一般的に信じられているのとは対照的に、脳は全体が使われている。使われない神経細胞は死滅し、使われない神経回路は退化する。10%神話の永続化につながっているのは、もしかしたら神経画像研究の各種リポートのせいかもしれない。脳のスキャン画像では、脳のごく一部の領域しか「光って」表示されないからだ。しかし、これらの部分は活動レベルが基準ラインより高いだけであって、暗く表示される部分が活動していない、または使われていないというわけではない。」

どうも、そうらしい。
長いこと、人間の脳は無限の能力があるのだが、それをぼくらは使いこなしていない、と思ってきた。

信じるというか、信じたいと思わされるのが「10%神話」。

アインシュタインも自分も同じ脳を持っていて、アインシュタインはちょっとたくさん使っただけで、自分もひょっとしたらアインシュタインのようになっていたかもしれない、などと思いたいのが人間だ。

実際には脳の全体を使っているらしい。

よく考えたら、それはそうだ。
脳梗塞になったら、脳のどこかで組織がやられる。
やられたら、どこかが不具合を起こす。
もしも10%神話が本当だとしたら、多くの場合は何ともない、ということになるだろう。
使っているのは1割なのだから。

でも、そんなことはない。
というより、脳梗塞を体験すると、医者が言うよりも影響は大きく感じる。
もちろん、精神的なものもあるのだろうが、脳梗塞の直後は何ともなくても、しばらくしたらどこかに違和感が出てくる。
それが普通だと思う。

だから、確かにぼくらは脳の全体を使っているのだろう。

ちなみに、残りの二つの質問も間違いらしい。

だいぶ長いこと10%神話を信じていたが、最初にいつ聞いたんだろうか…。



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