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2012.11.12 Monday
奨学金問題
奨学金という制度、ぼくらが学生の頃は厳しいものだった。
一部は返さなくてもいいとか、条件を満たせば全額返さなくてもいいとか、そういうものだったと思う。 これが普通の奨学金というものだったし、それしかなかった。 しかし、今はそうではない。 学資ローンになっている。 それを運営しているのが、学生支援機構。 第一種の奨学金というのが従来に近い奨学金。 第二種というのが、学資ローンである。 もちろん、借りたら、返さないといけない。 月に5万借りたら年間60万。 4年で240万円。 これを15年かけて返していく。 利率によって変わるが、月額1万5千円くらい。 現状では就職難でもあり、そのせいか取り立ても厳しくなって、3ヶ月以上滞納すると債権回収会社に回される。 それで返せないと、いわゆるブラックリストに載ってしまう。 ローンも組めないし、カードも作れなくなる。 もちろん、借りた方に責任がある。 それは明らかだ。 借りたら返さないといけない。 しかし、貸す方にも問題はないのか。 おそらく返すのは大変だという人にも貸す。 学校も、学生に来てもらいたいから手続きする。 学校に来ることで、それだけの付加価値が付けられればいいが、とても無理だと分かっていても借りさせてしまう。 よってたかって、若い人の将来を食い物にしている。 老人たちが、自分たちの儲けを守ろうとしているのだ。 こういう風にして、世代間格差が大きくなっていく。 |
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