考えたこと2

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Webでできること
ぼくがインターネットに最初に接続したのが、1980年代。
当時は個人でインターネット接続をする、というのが珍しかった時代。

会社ではまだコンピューターをつないで、みんなでファイル共有したり、グループウェアを使ったり、会議室の予約をしたり、そんなことはやっていなかったと思う。
パソコンといえば、単独でワープロを使うものだった。
今からは想像もできないが、そんな時代があったのだ。
したがって、ワープロ専用機、というものがあった。
文豪とか、書院とかいう名前で結構売れていたと思う。

しかし、今はWebの世界で何でもできてしまう。
メールに始まって、今や生鮮食料品以外、買えないものはほとんどない通信販売、新幹線や飛行機の予約、宿の予約、コンサートなどのチケット予約、銀行の決済や振り込み、フェイスブックやミクシーなどを使った友達との交流や情報収集、ブログなどの発信、役所の資料などの閲覧、図書館の本の検索や配達、楽曲のダウンロード、写真の共有、ピザの宅配など…。
極端な話、クレジットカードとWebにつながったパソコンがあれば、家から出なくても生活できる。
おまけに、これから投票や医者の診断などもできるようになってくるし、本も電子化される。
行きたいところを探すこともできるし、スマートフォンがあればナビもできる。
冷静に考えれば、ぼくらが小さい頃に夢見た未来を超えているのではないか。

それも、サービス自体はほとんど無料だ。
テレビやラジオ、新聞などに回っていた広告費がそれらを支えている。

グーグルのアプリを使えば、めーるだけでなく、だれかとカレンダーで予定を共有することも、ドキュメントを作ってそれを共同で校正して閲覧することも、プレゼンを行うことも、全て無料でできる。

生産側の立場で言えば、誰がいつどんな製品を買ったか、という情報を(プライバシーの問題はあるが)得ることができる。
これがわかれば、広告の概念が変わる。
みんなに宣伝する必要はない。
その人に宣伝すれば充分だ。
無料のメールを使えばよい。
もう、そんな時代が来ている。

工場の中の機械もネットワークにつながって、メンテナンスが必要なら、勝手に機械が呼ぶこともできる。
何をいつ、どれだけ作る、という情報を入れれば、それを制御することもできるだろう。
逆に、どの製品がどれだけできたか、ということを離れたところでもオンラインでわかるようになる。
また、CGを使えば、製品ができる前にカタログだってできる。
リードタイムの短縮やムダの排除なども、以前に比べると簡単だ。

つまり、消費活動にも、生産活動にも、Webは使われるようになり、劇的に生産性を上げることができるということだ。
便利になった、と手放しで喜んではおれない。

余った人間はどうなるのだろうか。

それが、高度情報化社会の人材育成というテーマになる。
でも、そんなことを小学校や中学校、高校では全くしていない。
教育には変えてはいけない部分があるのは承知しているが、変えないといけないところは変えないといけないだろう。
どちらかというと、そんな事を全く考えていないのが、学校関係者。

IT化、IT化と言ってきたが、今まではゆっくりした流れだったと思う。
でも、それは指数関数の最初の部分。
インフラが整ったら、爆発的に進む。
どれだけの先生がそんなことを理解しているだろうか。
これだけ社会の変化が激しいのに、先生は旧態依然としている。

子どもの小学校の先生の顔を思い浮かべてみてほしい。

これでいいのか…。



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