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2012.09.04 Tuesday
食料高騰
今日もまたCNNのニュースの話題。
「7月の世界の食料価格は前月から10%上昇し、中でもトウモロコシや大豆などの穀物価格は25%も上昇し、過去最高を記録したことが世界銀行の最新の報告書で明らかになった。」とのこと。 人口が70億人を超えて、その人達が食べようとすると食料の値段が上がる。 需要と供給の法則だ。 先進国では食料を無駄遣いしているから、よけいに大変だ。 日本でもコンビニの弁当や惣菜で、期限が切れて捨てられているものがたくさんある。 そして、「世界最貧国の一部で食料価格の国内価格が急騰しており、アフリカのモザンビークでは直近の四半期にトウモロコシ価格が113%上昇し、南スーダンでもソルガムの価格が220%も上昇したという。」という記事だった。 ぼくらの飽食が直接関係があるわけではないが、回りまわってアフリカの国の食糧費が倍以上に上がっている。 宇宙船地球号の定員は何人くらいなのだろう。 Wikipediaによると、世界の人口が10億人になったのが1802年。20億人は1927年、30億人は1961年、40億人は1971年、50億人は1987年、60億人は1998年、そして70億人は2011年ということになっていた。 この増え方はすごい。10億人から10億人増えるのに、125年かかっているが、そこから10億人ずつ増える期間は、34年、10年、16年、11年、13年となっていて、30億人を超えてからは約10年ちょっとで10億人増えている。 世界が豊かになり、人々が健康になり、そして食べ物や水が足りていれば、どんどん人口は増える。 しかし、ずっとこのペースで増え続けるわけにはいかない。 もうその兆候は出ている。 それが食料の高騰だ。 足りなくなってきたぞ、ということになる。 世界にどれだけの食料の余裕があるのか、わからない。 でも、飢餓のリスクはどんどん増えている。 これからは農業の時代だ。 |
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