考えたこと2

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ウザい
「ウザい」という言葉、ぼくらの若い頃は使われていなかった。

しかし、「うざったい」という言葉は使わないが、存在は知っていた。
マンガの吹き出しに入っていたりしたのだろう。

この「うざったい」という言葉の意味は、「俗に「鬱陶しい」を表した語で、東京多摩地区の方言」ということ。
何となく、意味はわかっていた。

ウザいはその略で、「東京の若者の間で広く使われるようになり、全国に広まったもの」と語源辞典に書いてあった。

気持ち悪いをキモいと略するのと同じ方式だ。

要は「うっとうしい」、という意味。
東京発の流行語?だ。

気がついたら、若い人はみんな使うようになっていた。
でも、関西では東京ほど使われていないのかもしれない。

この語感はすごくよくわかる。
「ウザい」と言われると、近寄れない。

もともと、うっとうしいという言葉は、自分に過度に関わられるのが気持ち悪い、というような意味で使っている。
自分に関わらなくても、「うっとうしいヤッちゃなあ」というと、何か「障害になる存在」という感じだ。
それをもっと強くしたのが、「ウザい」という言葉になったという感じがする。

この「ウザい」という言葉といじめは関係があるのではないか。
「ウザい」から「いじめる」というのは自然なつながりだ。

人間は、言葉を作って自分の考えや思いを伝える存在だが、その言葉が逆に行動をうながす場合もあるのではないか。
自分の中にある醜悪な感情に名前をつけると、「ウザい」という言葉になった。
そんな感じがする。

だから、「ウザい」はいつも「ウザい!」という感嘆符がつくような気がする。

同様の言葉に「キモい」があるが、どちらも1980年代あたりに出てきた言葉。
http://www.geocities.jp/hpcriticism/oc/ijime.htmlによると、最初にいじめの記事が出たのが1978年ということだ。
そして、1985年に最初のいじめ自殺があったということも書いてある。

80年代に「ウザい」という言葉ができて、いじめが出てきたのか、それともいじめが出てきたから、「ウザい」という言葉ができたのか、難しいところ。

とにかく、「ウザい」は時代の雰囲気を表した言葉だったのだろう。

ということは、この言葉が流行っている限り、いじめはなくならないかもしれない。



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