![]() |
2012.08.12 Sunday
東洋の魔女
この言葉も、知っている人が少なくなった。
東京オリンピック、回転レシーブ、時間差攻撃、大松監督…、という流れ。 1964年の東京オリンピックの時に言われた、女子バレーチームの別名。 あの当時、ブラジルとか、中国とか、イタリアとかは影も形もなかった。 強かったのは、ソ連。 日本の宿敵だった。 ロシアではなく、ソ連、というところが時代を表している。 東京以降、メキシコ、ミュンヘン、モントリオールくらいまでは、ずっと強かった。 オリンピックといえば、女子バレーのメダル、という感じ。 しかし、80年を過ぎて、それ以降は低迷する。 ブラジルやイタリア、中国、アメリカなど新しいチームが出てきた。 もともと、体格で負けているところを、いろんな工夫で乗り切ってきた。 時間差攻撃やひとり時間差、Aクイック、Cクイックなど、日本のお家芸だったが、どの国もそういうことをやり出した。 そうなると、ジャンプ力や体格で勝っている方が勝つ。 女子バレーの歴史は作戦の歴史だったと思う。 しかし、だんだんと日本人の体格もよくなってきた。 海外に追いついたのだ。 そして、2012年、28年ぶりに銅メダル。 もちろん、作戦の妙はあるが、体格では負けないことを証明した。 これからがスタートだ。 |
![]() |