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2012.08.04 Saturday
再生可能エネルギー
ドイツの電力事情をNHKでやっていた。
なかなか再生可能エネルギーがうまくいかない。 太陽光発電は未だに全体の3%。 電気代はむちゃくちゃ高い。 しかし、環境大臣が脱原発はできる、と言っていた。 ぼくは太陽光発電は個人宅でならやってもいいと思う。 しかし、メガソーラー発電は効率が悪い。 昼間だけしか使えないからだ。 その点、地熱や波、風の利用はまだマシだと思う。 特に、地熱は有望だということらしい。火山列島という言葉が生きてくる。 しかし、いずれにしても、すぐにはできない。 もうちょっと猶予が必要だろう。 そのあたりの冷静な議論ができないのはなぜだろう。 原発というと、感情問題になってしまう。 ヒステリー状態だ。 福島の農産物、海産物の風評被害も、それによるものが多いと思う。 どうしてそんなに短絡的になるのか。 東北地方の人たちに迷惑をかけていると思わないのだろうか。 前にも書いたように、1999年の動燃の臨界事故を見て、ぼくは日本人は原子力を扱う資格がないと思った。 ウランをバケツに入れて、決められた手順を守らずに、作業を早くしたいがために杜撰な処理をして、臨界事故が起こった。 こんな事故は世界中探しても、日本だけだ。 みんな、どうしてこの事故の時にもっと注目しなかったのだろうか。 この事故に、日本の原子力行政の問題が集約されているのではないか。 あの時に、原子力の恐さをもっと認識すべきだった。 今頃言っても遅いが…。 しかし、ぼくには今の騒ぎが、どう考えても論理的には思えない。 ほんとに感情論で突っ走って良いのだろうか。 「たかが電気」というなら、電気を使わずに生活してみたらいい。 クーラーのきいた部屋にいて、テレビを見て、インターネットを使って、おまけに電気自動車に乗っている人が、どうして「たかが電気」と言えるのだろうか。 ぼくには理解できない。 |
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