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2012.06.23 Saturday
スカイツリーより通天閣
スカイツリーが開業して、東京の名所が増えた。
何とかと煙は高いところへ登るというが、人間には空に対するあこがれがある。 どこかに飛んでいく、という自由に憧れるんだろう。 しかし、スカイツリーという名前はどうもピンとこない。 Sky-treeというと、ネイティブはどういう感じなのだろうか。 これからは、アジアの観光客が増えてくるのだから、漢字の名前の方がよいのではないか。 そう思うと、通天閣というのはいい名前だと思う。 天に通じる楼閣、という意味だ。 スカイツリーよりも、「天に通じる」という雄大な感じがいい。 しかしながら、漢字を使っているの今や中国と台湾、日本になっている。 韓国や北朝鮮はハングルにしてしまって、漢字はもう若い人はわからない。 ベトナムも漢字を廃止した。 タイやラオス、カンボジア、ビルマはインド系の文字を使っているらしい。 以前、香港に行った時、漢字がお互いの共通言語だった。 あの時は、漢文を習っておいてよかった、と思った。 中国語の単語の並びは英語に似ている。 漢文というのは、日本語であって、返り点などで中国語を読み下すために作られたものだ。 日本人の知恵が漢文という言葉を作ったと思う。 今は中国本土は漢字がかなり変わっていて、ぼくらには読めない。 ということは、今は台湾と日本、香港が似た漢字を使っているということか。 日本語は漢字だけでなく、ひらかな、カタカナを使って、うまく海外の文化を取り込んできた。 仏教、儒教なども元は中国のものだ。 仏教は鎌倉時代に日本風に変えてしまい、儒教は伝統は残っているとはいえ、韓国に比べるとかなり薄まっているが…。 これからはアジアが世界の中心になっていくだろう。 だからといって、漢字の文化が広がるとは思えないが、スカイツリーよりは通天閣の方が雄大な感じがするのはぼくだけだろうか。 |
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