考えたこと2

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漢字
最近の若い人は、携帯を辞書がわりに使う。

電子辞書を使わず、携帯電話を使う。
携帯電話に入っている辞書を使っていればいいのだが、携帯電話の変換機能を使ったりしているらしい。

そのために、漢字の誤用が起こる。

さらに、急いで書かないといけないときは、漢字を使わない。

漢字検定の準2級くらいをとっておいてくれればいいのだが、それもとっていないと、悲惨だ。

ぼくらの頃はそんな検定はなかったが、本を読んだりしてある程度覚えていたと思う。
それが常識というものの範囲を決めている。
「範囲」を「はんい」とひらがなで書かれると、大丈夫か、と思う。

ワープロを使う上でも、ある程度の知識が必要だ。
候補が出てくるが、そのどれを選んだらいいのかということだ。
幸い、書きたいことの意味から、漢字の意味が似ているものを選べる。
「仮定」という言葉は、「仮に何かを定める」という意味だから、候補が家庭、過程、課程、仮定、下底などと出てきても、この場合の「かてい」は「仮定」だとわかればいい。

しかし、その漢字の意味もわからなければ、どれを選んだらいいかわからない。

現代の日本には表音文字としてのひらがな、カタカナがある。
ただ、伝統的に漢字で表される言葉を使ってきた。
特に、抽象的な意味を持っているような言葉は漢語だ。
だから、漢字を使わざるをえない。

もともと中国の言葉では漢字はひとつひとつ音が違う。
だから、仮定と下底は違う発音になる。

しかし、日本語では仮定と下底は同じ音だ。
日本語には同音異義語が山ほどある。
それらはやまとことばではない。要は漢字を使った、外来語だったのだろう。
これは前後の意味から類推しないといけない。
そんな言語は珍しいのではないか。

日本語を豊かにしたのは、漢字である。
漢字があったから、抽象的な概念を表すことができた。

しかし、その弊害として、聞いているだけではわからないようになった。
だから、漢字を覚えなければいけないのだ。
やまほどある同音異義語を、類推できないといけない。

そんな特殊な言語を使っているのが、日本人。

だから、漢字の学習は大事なのだ。



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