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2012.04.28 Saturday
出版業の将来
出版業の将来について、考えさせられることがあった。
将来、出版業はどうなっていくのか。 電子化の波をどう捉えるのか。 ぼちぼち日本でも始まっているが、これをどう乗り切っていくのかということになる。 現在は大手の出版社は守りに入っているが、電子化は確実に進むだろう。 出版業のコアはなんだろう。 それは、編集という仕事ではないか。 前にも書いたが、個人が世界に向かって発信できる時代。 インターネットの書き物と出版される書物は何が違うか? それは、出版されたものには、編集という影の仕事がある。 作品を読み、作者と話をして、場合によっては書きなおす。 そういう書き手と読み手の間に、編集者がいる。 よい編集者は、読者の欲するものを作り出すために、時代を読み、「これはこの作家が書ける」という判断をして、その話を持っていく。 どういう視点で判断するか、その基準がある。 その部分は電子化しても、絶対に残る。 それがクオリティを保証する。 それ以外の仕事はなくてもかまわない。 そうではないか? |
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