考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
空気
現代は距離感が難しい時代だ。

人との距離感がわからない人が増えたのかもしれない。
いや、距離感に敏感になったのかもしれない。

人によって、また相手によって好みの距離感が違う。

だから、「空気が読めない」というようなことが気になるのだろう。
「空気が読めない」というのは、結局「空気が読めた」と思っている人たちの主観の問題だ。
場の空気などというものは、いいかげんなものだ。
だいたい、「空気が読めない」と思っている連中は、本当に空気が読めているのか。

空気を大事にするあまり、言えないことも出てくるだろう。
場の空気を気にするからだ。
そうなると、今度は逆に場を空気が支配してしまう。

山本七平によると、そういう空気が支配して、第二次大戦が起こった。
その上、負けるとわかっている戦いにどんどん人をつぎ込んだ。
最後は特攻というわけの分からない戦術で、貴重な人をなくした。

それらの原因が、「空気」だ。

KYなどと言われて、「空気を読め」というが、それが必ずしもいいとは限らない。
誰でもが空気を読んだら、また本当に具合悪いことが起こっても、誰も何も言えなくなるぞ。

だから、空気を読めない人や、空気を読まない人を大切にしないといけない。

そういう人が、いざというときに社会を救うのだろう。



| | 考えたこと | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/234872
トラックバック