考えたこと2

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ハードディスク
職場のパソコンが調子悪かった。

時々、急に電源が落ちたり、いきなりブルーの画面が出たり、どうも怪しいなあ、と思っていた。
サポートに電話をしてみてもらったが、どうもハードディスクがやばい状態になっているとのこと。
それなら、ハードディスクを入れ替えよう、ということになった。

ところが、その機種のハードディスクはメーカーに頼むとなかなか入らないという。
何故かと聞くと、タイの洪水の影響らしい。
発生からだいぶ経つが、まだ洪水の影響があるのか。
たしかに、店に行ってもなかなかない。
USBの外付けのハードディスクならあるが、安い内蔵のタイプは見つからない。

仕方がないので、ネットで探して、ようやく入手した。

金曜日に頼んで、日曜日着で送ってもらい、月曜日職場に持って行って、火曜日に直った。

それにしても、タイの洪水の影響がまだまだ残っているとは、びっくりした。
調べてみると、タイはハードディスクの一大生産地だった。
影響は世界に及び、アップルもその例にもれないという。

NECのリストラと関係があるのかどうかは知らないが、パソコンのメーカーも大変だ。
いろんなモノが、世界で一番効率的な場所で作られる。
それが集積すればするほど、大量に作られるし、値段も安くなる。
そうしてパソコンは安くなったが、大きな落とし穴があった。
一ヶ所でつくると、そこが何らかの被害に遭うと、他の部品が揃っても、製品が作れない。
サプライチェーンが切れてしまう。

だから、東北の震災も、タイの洪水も大変なことになった。

阪神大震災の時にも同様のことが起こり、メーカーは分かっているはずだったが…。
それだけ、コストダウンの魅力は強いということだろう。

供給を二ヶ所にすれば、どちらかがちょっと高くなる。
当然ながら、一番安い部品を集めて作らないと、一番安くはならない。
供給リスクを抑えるためには、コストを我慢しなければならない。

そんな当たり前の事を忘れる。
それが、天災だ。


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