考えたこと2

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電気製品
今の学校はいろいろ変わった。

電気の授業では回路図とかオームの法則は教えるが、交流をACと呼ぶというのは習っていないと言う。
だから、ACアダプタは交流を直流に変えるものだとわからない。
言えばわかるのだが…。

使っている電気製品、特にデジタルのものがほとんど直流(DC)で動いている、ということも当然わからない。

別にわからなくても生活はできる。

しかし、ACとDCが何を意味しているかわからないというのは、困ったものだ。
デジタルの時代にはそんなものは知らなくてもいい、ということだろうか。

どれくらいの人が、直流と交流を意識しているのだろうか。
ぼくはそれを意識している人の数は、確実に減っていると思う。
電気製品がブラックボックスになったからだ。
今のデジタル機器など、修理はメーカーに送らないとできない。

昔のテレビは「接触が悪い」とよく映らなくなった。
そのときは、チャンネルをガチャガチャ回して、映るところを探す。
ちゃんと映る場所を探して、絶妙のところで止める。
小学生でも、それをやっていた。
ひどいときは番組見たさに、じっとチャンネルを押さえているということもやった。

文字通り、接触型のチャンネルだったから、そういうこともできた。(だから、壊れたともいえるが)
そういうことを通じて、金属と金属が接触して、チャンネルが何かの働きをするということを覚えたと思う。

昔のテレビは、メーカーの仕様書を見ながら、電気屋さんがテスターとハンダごてで修理をしたものだ。
そういうことができるような製品だった。
家にテレビ屋さんが修理に来て、テレビの裏を見ているときに、一緒に覗いたことがある人は多いだろう。
怪しげに光る真空管が並んでいるのを見た人も、けっこういるのではないか。

その真空管もトランジスタに変わり、集積回路に変わった。
ブラウン管も液晶パネルに変わった。
それに伴って、地デジ化が進み、わけがわからなくなった。

一体何が言いたかったのだろう。

そうそう、ACとDCの話だった。

そういうことを知らないまま生きていくことができる現代。
世の中にブラックボックスが氾濫している。

便利になったのだが、古い人間にとっては何かひっかかる。


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