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2012.03.10 Saturday
震災1年
震災が起こってから、1年経つ。
その時、ぼくらは会議中だった。 横揺れが長いこと続いた。 縦揺れをあまり感じなかった。 きっと震源は遠いんだろう、と思った。 その後、インターネットで震源が東北であること、津波が来たことを知った。 尋常な被害ではないということがわかった。 そして、原発の事故。 とにかく、冷却しないといけないはずだったが、対応が遅い。 米軍の協力要請もなぜか断った。 これは御巣鷹山の時と同じである。 今、震災後の原発の対応を検証しているが、東電の社長の対応は拙かったと思う。 社長なら、すぐに現地へ行き、信頼できるエンジニアを呼び、正確な情報を出す、ということを陣頭指揮するべきだったと思う。 東電という企業の体質が、役所のような会社だったのだろう。 だから、あのような対応になった。 反省するなら、この体質を変えないといけない。 なぜ、役所のようになったのか。 それは競争がないからだと思う。 巷で言っているように、電気を作る事業と送電線事業を分けて、電気を作る方は競争する方がいい。 それと、行政の対応だ。 これから明らかになるだろうが、最初は事の重大性を分かっていなかったのではないか。 原子炉を廃炉にしたくないから、海水の注入を遅らせたように思う。 素人考えでも、まず冷やすことが大事だったはずだ。 現場はいくら頑張っても、本部にポリシーがなければ、現場が気の毒だ。 この点は、本当に反省すべきだと思う。 これは半分は人災ではないか。 |
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