考えたこと2

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マカロニ・ウエスタン
ぼくが小学校のころだから、1960年代の後半くらいに日曜洋画劇場が始まったと思う。

淀川長治の名解説。
そこで西部劇を見た。
白黒の作品で、幌馬車とか、インディアンとか、騎兵隊とか、カウボーイが出てくる勧善懲悪のストーリー。
今から思うと、日本の時代劇のようなものだった。

その後、インディアンは出てこなくなり、白人の悪者が出てくるようになった。
ストーリーが複雑になり、決闘や悪人との対決が主題になって、心理描写が多くなった。
正統派ウエスタンは1970年代に入って、下火になったと思う。

変わって出てきたのがマカロニ・ウエスタンだった。
イタリアで作られたから、マカロニ・ウエスタンという。
これはアメリカのウエスタンと違って、なんというか乾いた空気。
メキシコの国境あたりが舞台で、極悪人とさすらいのガンマンというような取り合わせだ。
一度やられて、最後に対決して勝つ。

クリント・イーストウッドが懐かしい。
荒野の用心棒、夕陽のガンマン…。

高校時代に友達とよく近所の映画館に観に行った。
マカロニ・ウエスタンの3本立て。
朝の10時くらいから、夕方の4時頃まで観る。
若かったから、できたことだ。今なら目と頭が痛くなる。
昼飯は映画館で売っているものを食べた。
当時、ポップコーンがあったか…。
今は潰れてしまった。

朝から夕方まで、1日仕事。
帰りに映画館の近くの食堂で丼かうどんを食べた。

マカロニ・ウエスタンというと、クリント・イーストウッド、映画館、食堂のセットで思い出す。

70年代は、商店街の近くに映画館があった。
スクリーンが一つ。今のシネマコンプレックスとは全く違う。
3本立て、というような興行をしていた。
そんな映画館もなくなって久しい。
映画が庶民の楽しみだった頃にたくさんできて、90年代にはほとんどなくなった。
レンタルビデオの影響もあったんだろう。

世の中は変わっていく。

ゆく川の流れはたえずして、しかももとの水にあらず。

鴨長明が800年ほど前に書いた言葉が、この年になると身にしみる。




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