考えたこと2

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資格
資格が流行っている。

就職に有利だろう、ということで資格を取る。
「どの資格が有利ですか?」というような質問もある。

考えないといけないのは、資格は手段であることだ。
何かやりたいことがあって、そのために資格を取らなければいけない、という場合がそれにあたる。

それが逆転している。
そのために、資格を取らなければ仕事ができない、という思い込みさえ招く。
オカシイことだ。

 「就職するのに資格がいるでしょう」
 「そんなものはいらない」
 「え、そしたら何で決まるんですか?」
 「熱意とやる気」
 「・・・」

そういう会話がそこら中でされている。

また、資格が多い。
厚労省関係が目立つ。

社会保険労務士、医師、歯科医師、保健士、助産師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、臨床工学技士、技師装具士、歯科衛生士、救急救命士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、薬剤師、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、管理栄養士、美容師、理容師‥。

こんなに要るのか、と思う。

いくつかの資格は、もともとはなかった。
介護関係などは、介護保険制度とともにできたものだろう。
厚労省が何かをすると、資格ができ、その試験を運営する公益法人ができ、天下り先ができる。
そしてその資格を取るための専門学校ができ、場合によっては大学の学部ができる。

しかし、考えてみてほしい。

資格が必要な仕事というのは、ほとんどが税金を使う仕事である。
ナントカ士の人たちは、収入の何割かを保険などの税金で得ているのだ。

これから少子高齢化が進み、GDPは減少し、税収は減り、保険制度や年金制度は破綻する。

一体どうするつもりだろうか。

若い人が資格、資格と奔走し、資格をとって10年〜20年ほどしたら、税収が激減する。
そうなると、その資格は世の中にとっては必要なのだろうが、お金が払えなくなり、みんな利用しなくなる。

早い話が、今まで500円払えばやってもらえた仕事が、1500円になるのだ。

どうするつもりなんだろうか。

今は税金を使う人を作るのではなく、払う人を育てないといけないのだ。

低成長の時代なったら、それにあった制度を作らないといけない。

本当に、どうするつもりなんだろうか‥。




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